saw-mayの日記

ひとりごとを吐き出すだけ

ドライフラワー

先日役者時代の演劇指導の講師の方含めた役者で食事する機会があり『変わらないね』という言葉をかけられた
細部を見たらそれなりに年相応になってはいるがぱっと見の人間性は約6年?で変化していないようである

これをどう受けとるか?
変わることをポジティブに捉えるか、変わらないことを置き去りにされると捉えるか?
テレ朝のサスペンスはそういうテーマで描きました
元々別で描いていたときの内容はかつて絶世の美女が老いでその美しさをなくす前に自殺し、唯一の自信であった今の自分の美しさを剥製というかたちで残すという内容でした
自分の個性を失う恐怖、せめてもの抵抗手段として選んだ死
これをクローズドサークルで犯人探しをするミステリーの予定で用意していたものをサスペンスというジャンルに置き換えました

自分の人生はずっと安定したレールが敷かれ、死ぬまで変わらず約束された未来が約束された人間と生きるために大人に変化しようと足掻く就活生
果たしてどちらが幸せか?
どこまでいっても変わらないというのは立ち止まっているのと感覚的に同じ、変化に取り残されてしまう
そんな恐怖から殺人を犯す犯人というものを描いてみました
テーマは『変わらない恐怖』
就活生にとって就職出来ないまま卒業するのは学生というステータスを失うだけで実質変わらないという部分に焦り、恐怖する
数年そのままの状況が続けば周りは出世し、家庭を持つものも出てくる
そんなとき同じ場所にいつづける人間は何を感じるか?
自分も30になったので周りも結婚しているのが何組かいますが、せっつかれなくても思うところはやはりある
社会的な立場も契約社員なのでこのままなら上がることもない
数年後を考えると焦り、恐怖を感じる程度に若くない
個人的に主人公より犯人目線で共感しやすくて描いてる間病んでましたw

剥製のアイデア自体はちょうど時期的にサイコパス三期が始まり、一期の標本事件の回のあれ(わからない方は是非観てほしい)を使えないかと思ったところがはじまりです
コンペとかの文章って掲載しないほうが多分いいんですよね?
気になる方いたら稚拙な内容でよければ直接送りますんで言ってください色々雑な仕上がりですが

とりあえず疲れました
やはり描くのってエネルギーいりますね